Feパウダーは土壌中に含まれる重金属の溶出を抑える為に必要な成分を有する特殊製品であり、土壌汚染対策法にかかる有害重金属の不溶化に最適な薬剤です。
土壌汚染対策法改正により、汚染土壌が発覚した際の処理としてオンサイト処理(現位置対策)が注目されています。オンサイト処理の代表例である不溶化処理工法は、他の様々な工法に比べ低コストでの施工が可能な土壌汚染対策法改正に即した処理工法です。
一般的な鉄粉が有害重金属の不溶化材として利用されることがありますが、これは有害重金属が鉄イオンの還元作用により、水に溶け難い化合物へと変化させることによる効果です。
Feパウダーに含まれる特殊成分により不溶化効果を促進させることにより、一般的な鉄粉よりも更に効率的に不溶化を行なうことが可能です。
Feパウダーは鋳物を製造する際に発生する切削粉を利用したリサイクル製品ではありますが、高純度品のみを厳選して集荷することにより、安定した成分を有しております。
外観 | 茶褐色粉体 |
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主成分 | Fe:93%以上 |
真比重 | 6.5~7.0 |
土壌中有害重金属の中でFeパウダーを使用する事で、還元作用、及び化合物化により重金属の不溶化が促進されます。その中でFeパウダーが効果的に不溶化し得る対象重金属の代表例として 六価クロム、セレン、ヒ素が上げられます。
Feパウダーの配合については対象土壌に対して、配合確認試験を行い検討の後、決定いたします。
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