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NETIS(ネティス)とは、正式名称を「新技術情報提供システム(New Technology Information System)」と言い、国土交通省が新技術活用のため、情報の共有及び提供を目的としてまとめたシステムです。
現在は法人個人を問わず、国土交通省のホームページで公開されており、誰でもNETISから4600件(平成26年1月現在)を超える新技術情報を閲覧することができます。
NETISから「有用な新技術」を用いる事で総合評価方式での加点対象となることがあります。
1)設計比較対象技術
技術の優位性が高く、安定性が確認されている技術。設計業務において、設計比較の対象となります。
2)少量実績優良技術
技術の優位性が高いが、直轄工事等における実績が少ない技術。技術の安定性が確認されるまでの間、活用が促進されます。
3)活用促進技術
特定の性能または機能が著しく優れている技術など。指定された技術は「○○年度 活用促進技術」という名称で使用できます。
4)推奨技術・準推奨技術
上記1)~3)のうちから、新技術活用システム検討会議にて選考されます。選定された技術は、「○○年度 推奨技術(新技術活用システム検討会議)」または「○○年度 準推奨技術(新技術活用システム検討会議)」という名称を使用できます。
上記の1)~4)が「有用な新技術」の扱いとなり、加点対象となります。
活用例ではありますが、下記での加点があります。
事後評価が実施された技術活用の場合 最大2点
●「有用な新技術」の活用で活用効果調査表を提出 +2点
●「有用な新技術」以外の技術活用で、活用効果調査表の総合評価が120点以上 +2点
事後評価が実施されていない技術活用の場合 最大2点
●活用調査表を提出 +1点
●発注者による活用調査表の総合評価が120点以上 上記に+1点
注)正確な配点などは、提案を行った地方整備局等でご確認ください
☆NETISを通して技術活用の機会が増えることや、事後評価による技術改善のチャンスが得られます。
また、事後評価による技術の選定により技術のスパイラルアップを目指すことができます。
☆NETIS登録技術を使用することで、総合評価方式を活用した時の加点対象となり、公共事業を受注する際に有利となります。
さらに、NETIS登録の新技術の活用を提案することで、公共工事で請負業者を評価する「工事成績評定」での加点対象となり、活用結果が良好な場合はさらに加点されます。
☆NETISを活用することによる情報の迅速化や、手間の簡素化を図ることができます。また、工法や手法の検討を行うことが容易になることもメリットと言えます。