TGパリックⅡは特に高N値、高粘着性などの鋭敏性を持つ粘土に対して有効とされる塑性流動化材です。泥土圧シールド工法による掘削などにおいて対象となる粘性土地盤の特性は地域によっても様々であり、過去における地盤層構成段階において加わった力学抵抗により得た電気的要素による粘着性など、掘削より排出工程において低力学抵抗による減摩効果、自立性による不分離化などの効果を低濃度領域において発現させることのできる画期的分散材です。
泥水シールド工法において、シルト・粘土層及びコラム掘削時における泥水の著しい粘性上昇に対して粘性低下効果を持ち、余剰泥水の処分量を低減させることができます。
泥土圧シールド・流動化処理工法などの
流動輸送工程において、TGパリックⅡの
分散効果により流動性を促進します。
高N値・高粘着性質の粘性土地盤掘削時に
おいての
カッタートルク圧上昇・チャンバー閉塞などの
付着防止効果・剥離性にも優れます。
分散効果に優れているため、注入率を
下げることが
可能であり排泥量も
抑えることができます。
助剤としてTGジェルを併用することで
掘削土の泥水化を防ぎ、まとまり感のある
良質な掘削土に改良できます。
付着防止効果に優れているため、
ポンプ圧送の
現場(粘性土掘削時)
にも適しています。
流動化処理工法などの注入工程時においても
固結化の抑制・流動性促進などの
効果にも適しています。
泥水式シールドにおける泥水の粘性上昇に
対して
粘性低下効果を持ち、余剰泥水の
処分量を
低減させることができます。
外観 | 灰白色粉体 |
---|---|
pH | 8.0±1.5(0.2%溶液) |
嵩比重 | 1.05±0.1 |
荷姿 | 20kg袋 1t袋 10tジェットパック車 |
TGパリックⅡ 3.0~10.0kg/m3
TGジェル 1.0~2.0kg/m3
高N値の土塊に対する使用例
TGパリックⅡ単独使用 |
TGパリックⅡ+TGジェル併用使用 |
泥水における粘性低下効果
セメント混入における粘性低下効果
No. | セメント (kg/m3) |
TGパリックⅡ (kg/m3) |
PH | FV値 (秒) |
---|---|---|---|---|
1 | 0 | 0 | 7.5 | 32±1 |
2 | 8 | 0 | 8.5 | 102±1 |
3 | 8 | 5 | 8.5 | 30±1 |
4 | 6 | 8.5 | 27±1 |
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